夏の緑に潜む影にご注意を(前編)〜激痛を与える毛虫「イラガ」から愛犬を守りましょう〜

夏の緑に潜む影にご注意を(前編)〜激痛を与える毛虫「イラガ」から愛犬を守りましょう〜
夏の緑に潜む影にご注意を(前編)〜激痛を与える毛虫「イラガ」から愛犬を守りましょう〜

いつもご訪問ありがとうございます。 石川県野々市市の「いつつぼし動物病院」です(^^)✨

夏まっさかりのこの時期、お散歩コースの草むらや公園の木々が青々と茂ってとても綺麗ですね。しかし、そんな身近な緑の中には、大切なワンちゃん・ねこちゃん、そして私たち人間の健康をも脅かす小さな虫たちが隠れています。

今回は2回に分けて、この時期に特に注意していただきたい虫対策をお届けします。
前編のテーマは、刺されると激痛が走る「イラガ(毒毛虫)」です。

※後編の「マダニ・SFTS(感染症)対策」についての記事は準備中です

🐛 石川県のイラガのピークは「8月〜9月」

石川県におけるイラガ(毒毛虫)の発生ピーク時期(8月〜9月)と、注意すべき生息場所(公園の木の葉の裏や足元)を解説するイラスト
石川県におけるイラガ(毒毛虫)の発生ピーク時期(8月〜9月)と、注意すべき生息場所(公園の木の葉の裏や足元)

黄緑色のトゲトゲした体が特徴のイラガの幼虫は、木の葉の裏などに潜んでいます。この地域でイラガの被害が特に多くなるピークは【8月〜9月頃】です。
(イラガは夏から秋にかけて見られるため、秋まで注意が必要です)

ワンちゃんのお散歩中、街路樹公園の木のそばを通る際や木陰でお休みする際は、木の枝足元「全身黄緑色でトゲトゲが体中に生えている奇抜な見た目の毛虫」がいないか、必ず気にかけてあげてください。

犬が散歩中にイラガの幼虫を踏んで突然悲鳴を上げたときの様子と、トゲによる激痛やイラガ皮膚炎の症状を説明するイラスト
犬が散歩中にイラガの幼虫を踏んで突然悲鳴を上げたときの様子と、トゲによる激痛やイラガ皮膚炎の症状

木から落ちた幼虫や死骸を踏んでしまうだけでもトゲが刺さって激痛が走るため、ワンちゃんの足元には十分注意してあげてくださいね。

夏の暑さを避けて【夜や早朝の暗い時間】にお散歩をされるご家族も多いと思います。
暗い時間帯は足元が見えづらく、木から地面に落ちてしまったイラガに気づかずにワンちゃんが踏んでしまうリスクが高まります。
お散歩の際は、ぜひ懐中電灯などのライトを優しく照らして、大切なパートナーの歩く先を警戒してあげてくださいね

夏の夜間や早朝に犬を散歩させるときの注意点:暗い時間帯に地面に落ちたイラガの幼虫を踏まないよう、ライトで足元の安全確認を促す啓発イラスト
夏の夜間や早朝に犬を散歩させるときの注意点:暗い時間帯に地面に落ちたイラガの幼虫を踏まないよう、ライトで足元の安全確認をする

🩹 万が一、イラガに触れてしまったら?(応急処置)

刺された瞬間に「電撃的な激痛」が走るのがイラガの特徴です。もしご家族やワンちゃんが触れてしまった場合は、以下の手順で落ち着いて対応してください。

  • こすらない・手で直接触らない
    慌てて手で払ったりこすったりすると、トゲ(毒棘)がさらに皮膚の奥に入り込んでしまいます。
  • 粘着テープでトゲを取り除く
    セロハンテープやガムテープを患部に優しく貼り、そっと剥がして皮膚に残ったトゲを取り除きます。
  • 流水でしっかり洗い流す
    強めの流水で毒素や細かいトゲをしっかり洗い流します。
  • 病院へ相談
    痛みが強かったり、ワンちゃんが気にして舐め続けたり足を引きずる場合は、我慢せず早めに病院(人間なら皮膚科、ワンちゃんは当院)にご相談ください。
犬がイラガのトゲに刺されたときの応急処置:患部をこすらずに粘着テープ(セロハンテープ)を使ってトゲを優しく除去する方法の解説イラスト
犬がイラガのトゲに刺されたときの応急処置:患部をこすらずに粘着テープ(セロハンテープ)を使ってトゲを優しく除去する
イラガに刺された犬のケア:患部を水道の流水でしっかり洗浄し、速やかに動物病院を受診・治療するまでの流れの解説イラスト
イラガに刺された犬のケア:患部を水道の流水でしっかり洗浄し、速やかに動物病院を受診・治療する

「正しく知って、正しく防ぐ」ことで、大切なご家族全員で健やかな夏を過ごしましょう!

次回【後編】では、命に関わる感染症を媒介する「マダニ」についてお伝えします。

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動物たちのホームドクター★いつつぼし動物病院

いつつぼし動物病院 動物たちのホームドクター 石川県野々市市

いつつぼし動物病院は「動物とご家族に寄り添った診療」を心がけております。 
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